Linux
Linux では、特定のデスクトップ環境に依存せず、システム全体で Caps Lock を Control や Escape に再割り当てできる keyd が相性のよい選択です。
手順
1. keyd をインストールする
まず keyd をインストールします。ソースインストールの流れは、git clone、make、sudo make install、sudo systemctl enable --now keyd の順です。タグ付きの安定版を使いたいなら、リリースページから始めることもできます。
インストールスクリプト
keyd-setup.sh
git clone https://github.com/rvaiya/keyd
cd keyd
make
sudo make install
sudo systemctl enable --now keyd2. /etc/keyd/default.conf を作成する
/etc/keyd/default.conf を作成し、まずはシンプルな overload マッピングから始めます。この設定で、Caps Lock はタップすると Escape、長押しすると Control になります。
設定例
default.conf
[ids]
*
[main]
# Caps Lock をタップすると Escape、長押しすると Control になります。
capslock = overload(control, esc)
# 任意: Escape を Caps Lock として設定することもできます。
esc = capslock3. デーモンを再読み込みする
ファイルを保存したら sudo keyd reload を実行して、新しい割り当てを反映します。うまく適用されない場合は、journalctl -eu keyd でサービスログを確認してください。
4. キーボードが特殊なときはキー名を確認する
キーボード配列が特殊だったり、キー名がはっきりしない場合は、keyd monitor を使って keyd が受け取るキー名を確認してください。元のデバイスイベントを確認したいなら、先に keyd を停止してからもう一度コマンドを実行します。
5. 緊急停止の手順を覚えておく
設定を誤ってすぐに復旧したいときは、Backspace + Escape + Enter で keyd を終了できます。
補足
- master は開発ブランチとして扱い、タグ付きリリースを安定版として使ってください。
- Debian 13 以降と Ubuntu 25.04 以降では apt install keyd も使えますが、上のソースインストールはもっとも移植性が高い方法です。
- Caps Lock をときどき使いたいなら、完全に消してしまうのではなく、あまり使わない別のキーに残しておくと安心です。
参考